わるくない。


by moriwo27
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蚊を殺さない理由

今年の夏が始まる前に大きな目標を立てた。
それは、

「夏の間、蚊を殺さないこと」

実験所には本当に多くの多くの生物たち が生息しており、
その中でも特に個体数が多いのが蚊をはじめとする羽系の虫達である。

しかもやたらとでかい奴まで現れて、夜はアースノーマットのお世話なしでは耐えられない。
料理場にもやたら現れて、血を吸う。

所内のメンバーは蚊を目の仇にして殺しまくる。
寝る前や、部屋に入る時にまずすることは、
部屋中の蚊をたたき殺して無蚊状態にすることだ。
あるものは北斗七星を蚊で作成し、おまけに死兆星までつけていた。


でも、蚊の立場に立って考えたらどうだろうか?
蚊は卵を成長させるために血が必要なのである。
つまり、自分の子供を養うために狩りをおこなっている雌ライオンみたいなものである。

「だれが自分の子供を養うために狩りをおこなう雌ライオンを悪く言えようか。」

さらにさらに、その狩りは相手を殺さずに、ちょっとだけ血を拝借すると言う
なんとも謙虚な姿勢でおこなわれる。

これだけでも、蚊を殺すことを躊躇してしまうにもかかわらず、
もう一つ蚊を殺すことに対してためらう要素がある。


それは、

「その蚊が本当に人間の血を吸う蚊かどうか?」という点だ。
蚊にも雄雌があり、この時点で人間の血を吸う蚊の確立は半分だ。
さらにさらに、人間以外の血を専門に吸う蚊も存在する。

つまりだ、おれらが遭遇した蚊の中で、本当に人間に危害を加える恐れの
ある蚊は、半分にも満たないってこと。

つまりだ、おれらは危害の加えない一般市蚊を巻き込んで
無差別大量殺蚊しているのだ。
死体は遺棄されるどころか、北斗七世としてもてあそばれた後に、放置される。

これはひどい。人道に外れている。



以上の理由でおれは今年の夏蚊を殺しませんでした。

と、書いたものの

「おれは蚊にあまり刺されへんねん。」といった俺に対して
「じゃあ、腕に止まったのを見つけても絶対に蚊を殺さないでくださいよ」
と言った後輩の言葉にむきになって、
「んじゃ、今年の夏は蚊を一匹も殺さへんわ!!!」
と言った手前、引っ込みがつかなくなって現在に至る。

人間の血を吸う蚊か吸わない蚊かどうかを判断できるスコープがあれば
売れるかな??

お宅も是非。
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by moriwo27 | 2005-09-15 23:13 | 研究室LIFE