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わるくない。


by moriwo27
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コンビニおにぎりの変遷

2001年3月

コンビニで売られているおにぎりの海苔の
端が切れて悲しい思いをする問題が、
解決の糸口を見せないままだった。

おにぎり開発者は、あせった。
このままではおにぎり離れが進んでしまうのではないかと。

2001年5月

上からビニールを引き抜く方法(おにぎりQ方式)をやめ、
センターから縦にヒモを引っ張ってビニールを縦に分断した後に、
両サイドのビニールを取り除く方法を考案した。

それでも海苔は、ビニールの中に切れて残った。

おにぎり開発者はあせった。
このままではおにぎり離れが進んでしまうのではないかと。

2003年10月

自称「おにぎり屋」と称するローソンがうってでた。
おにぎりの前面改革。
今まで、「海苔はパリパリでなくてはならない」
といった既成概念を打ち破るがごとく、
海苔巻き状態のおにぎりをパッケージング。
もちろん海苔は、湿気を含み、フニャフニャである。

ライバル会社は、思った。
ローソンは、失敗したと。
おにぎり屋の、崩壊だと。

2004年8月

発売当初から、海苔巻き状態のおにぎりはヒットを飛ばしていた。
消費者は縦にパッケージを破るだけで取り出せる簡便性と、
もはや海苔がちぎれて悲しい思いをしなくていいという理由から
ローソンのおにぎりを買いあさった。

おにぎり屋は、
おむすび屋へと変遷をとげた。
もはや海苔はパリパリである理由が
なくなった。

2005年9月

コンビニおにぎりのもう一つの問題である、
具が中心に集中していて、
具にたどり着く前と、具を食べてしまった後には、
白米だけを食べなくてはならない問題が再浮上。

緊急対策本部が設置され、問題が掘り下げられた。
「白米だけでは喉がつまる」と。
「パンのミミを食べ残すように、白米だけの部分は捨てられてしまうのでは」と。

ある、新人開発者がつぶやいた。
「全部混ぜ込んでしまえばいいのに・・・。」

「それだ!!」
指揮官は叫んだ。
道は、開けた。
後は進む、だけだった。

●いやー、最近、海苔が直接巻いてあるおにぎり多いっしょ。
 そして、混ぜ込んだタイプのもの(鮭わかめとか鳥釜飯とか)多いっしょ。
 海苔、巻いてないのも多いっしょ。
 なんでかなーって長崎と熊本を長時間ドライブしながら妄想してました。
 
 お宅も是非。
by moriwo27 | 2006-09-17 01:41 | お宅も是非